卓上型で世界初をうたう、ナナオの裸眼3D液晶ディスプレイ
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
同製品は、独自開発の「Directional Backlight(指向性光源)」方式により、高精細表示を可能にしたという。卓上型の裸眼3D液晶ディスプレイにおいて、23型の大画面でフルHD(1,920×1,080ピクセル)の高精細表示が可能な世界初の製品をうたう。
「Directional Backlight(指向性光源)」方式は、裸眼3D画像を構成する視差画像(右目用/左目用表示)を、同じ画素から時間差で表示することにより3D映像を表示。視差画像ごとに液晶パネルの画素を割り振る必要がないために、フルHDの高解像度をそのまま活かした、奥行分解能に優れたリアルな立体映像を視認することができる。
さらに、ユーザーの左右それぞれの目に届く視差画像(光)の方向を、LED採用の液晶ディスプレイの光源で決定。これにより、ほかの裸眼3D方式で課題となるバリアやレンズを用いることによるモワレや縞目の発生がないとしている。
同社では市場のニーズとして、SEM(走査電子顕微鏡)や半導体検査装置への搭載、各種技術機関などの需要を見込む。
最適立体視距離は890mm、立体視可能裕度(左右方向)は65mm、入力端子はDVI-D×2、VESA Stereo Sync。表示モードは2D/3D切替、3Dモード(サイド・バイ・サイド、アナグリフ、フレーム・シーケンシャル、デュアル・インプット)。本体サイズは幅650×高さ566.3×奥行き261.7mm、重さは約16kg。
《小口》
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