LTEが脚光浴びるも、今後5年間はHSPAが優位に
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同社によると、HSPAによるブロードバンド接続件数は2015年までに18億7,000万件に到達し、年間複合成長率 (CAGR) は46%で大きく成長する見通し。また、HSPAが高速ブロードバンド接続件数に占める割合は2009年の31%から2015年には59%に伸びるとする。
アジア太平洋地域では、HSPAによる接続件数は8億2,900万件を超えると見られる一方、LTEは1億2,100万件程度にとどまる見込み。アジアにおけるLTE接続は、大部分が日本や韓国のような先進国市場、あるいは中国の主要都市に集中すると予測されるが、同地域の特に後進国では、スケールメリットのあるHSPA・HSPA+が今後も最も採用されやすいモバイルインターネットアクセス技術であるとしている。
主席アナリストのジュリアン・グリヴォラス氏は、「LTEに脚光が大きく集まっているために、HSPAが既に確立された技術であり、成熟したインフラストラクチャと携帯端末のエコシステムであることが忘れやすくなりがちだ。HSPAには、さらに高速化されたHSPA+という形態で、そのままアップグレードできる方法があるのも利点。HSPA+は2010年には過去最大規模で展開されており、更なる進化を遂げている。実際、HSPA+とそのアップグレード版は向こう5年間の通信会社のニーズを満たすのに十分な性能を備えていると言える」とコメントしている。
《RBB TODAY》
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