光と熱で発電するシステム、富士通研究所が開発
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今回開発した技術では、光環境と熱環境時それぞれの場合、2つの半導体材料の接続を回路的に切り替えることで、光電池と熱電素子の2つの機能を実現。光発電と熱発電の両方で発電可能な有機材料を開発した。室内光でも発電可能だという。有機材料で製造できるため、コストが大幅に削減できる。
今回発明した技術を活用すれば、エネルギー源として従来は別々に利用していた光と熱を1つの発電デバイスで利用することが可能になる。さらに、コスト効率の高い発電デバイスの確立にもつながるとみている。
今回開発した技術は、周りの環境からエネルギーを収穫して電力に変換するエネルギーハーベスティング(環境発電)の分野での応用が見込まれる。
また、電気の配線や電池の交換などのメンテナンスが不要になるため、センシングネットワークで用いられるさまざまなセンサーの電源や医療センシングへ適用できる可能性がある。これまで入り込めていない分野や地域へのセンサーの活用も見込まれる。
《編集部@レスポンス》
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