日立、「データセンタ統合管理サービス」を提供開始……運用管理と改善支援をワンストップ提供
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「データセンタ統合管理サービス」により、従来別々に行われることの多かった、データセンター内の電源・空調設備やIT機器の運用管理サービスを統合し、業務の重複や不足を解消して、作業集約による効率化、コスト低減、業務品質の向上などを図る。建物に付随する電気設備や給排水設備などと、サーバ室内に設置するIT機器や電算用空調設備、無停電電源装置(UPS)などについて、運用管理業務を代行する。また、設備機器の構成管理、キャパシティ管理、変更管理や継続的な改善活動などを行う。
昇降機や空調機をはじめとしたビル設備の保守を含めた総合的なビル管理を行う日立ビルシステム、情報システムや付帯設備の保守・運用管理支援を行う日立電子サービスと連携し、「データセンタ統合管理サービス」をメニュー化した。
今後は、IT設備連係技術を利用した空調稼働制御の最適化など、新技術を取り入れることにより、さらなる効率化・省エネルギー化の実現をめざす。さらに、ITIL(IT Infrastructure Library)のフレームワークを活用することで、 従来、情報システムを対象としていた構成・変更管理やキャパシティ管理などの運用管理業務を、設備機器まで拡張して適用する運用サービスとして提供可能とする。2015年度に年間10億円の売上をめざす。
《冨岡晶》
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