2010年の国内通信事業者セキュリティサービス、市場規模は前年比7.9%増・3,099億円……IDC調べ
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![国内通信事業者のセキュリティサービス市場 売上額予測、2008年~2014年(IDC Japan, 12/2010)](/imgs/p/hDN4m_UJPEFczM0wl2KIHdtO9kFAQ0P9REdG/121628.jpg?vmode=default)
国内通信事業者が提供するセキュリティサービス市場規模は、2010年において前年比7.9%増の3,099億円となる見込みで、さらに2011年については、同比12.3%増の3,480億円になると予測されている。
2009年~2014年における市場規模推移を分析すると、年間平均成長率(CAGR:Compound Annual Growth Rate)は12.4%、2014年の市場規模は5,154億円に達すると予測された。内訳は、セキュリティコンサルティングサービスが591億円(2009年~2014年のCAGR:11.3%)、セキュリティシステム構築サービスが1,138億円(同8.4%)、セキュリティシステム運用管理サービスが3,417億円(同14.1%)、セキュリティ教育/トレーニングサービスが7億円(同16.1%)となっている。
景気後退の影響から大型案件は凍結/延期されるケースが多かったものの、リース会計基準の変更への対応やコスト削減を目的として、特に大企業において自営構築からアウトソーシングサービスへのシフトが継続した。一方、IT予算は抑制傾向が続いており、セキュリティサービスにおいても価格圧力が継続しており、単価や利益率の低下が課題となるだろうとのこと。
《冨岡晶》
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