NEC、ブレードサーバ「Express5800/SIGMABLADE」を強化 ~業界初のシャーシ内蔵型「UPSユニット」
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SIGMABLADE-M専用「UPSユニット」は、小型のブレードシャーシ「SIGMABLADE-M」に収納可能なUPSユニット。ラックスペースを占有することなく、ブレードシステムの停電対策を行うことが可能。ニッケル水素バッテリを採用しており、鉛バッテリを使った一般的なUPSと比べて、小型・軽量化、長寿命、充電時間の短縮などを実現した。同製品はすでに出荷・販売が開始となっている。また同じくブレードシャーシに内蔵可能な「IO共有スイッチ」を2011年度第1四半期(4~6月期)に製品化予定。同スイッチに搭載している拡張カード(FCカード、SASカード等)を、複数のブレードサーバで共有することが可能とのこと。構成の変更はソフトウェアで簡単に行うことができる。またLTO4対応のブレードシャーシ内蔵型テープ装置「AT101a」も20日より発売。非圧縮データで最大800GBをバックアップ可能な製品となっている。
統合管理ソフトウェア「WebSAM SigmaSystemCenter」においては、SIGMABLADEとの連携機能やリソース管理機能を強化した製品を、2011年度第1四半期(4~6月期)に製品化する予定となっている。「IO共有スイッチ」と併せて利用することで、ブレードシステムの可用性・運用性をさらに向上することが可能。
なお、今回強化された製品などをセット化した「SIGMABLADEシステム統合基本セット」を製品化するとともに、最新のインテルXeonプロセッサー5600番台を搭載したブレードサーバ本体3モデルや、増設HDDブレード「AD106b」の販売を開始する。
販売面の強化として、クラウド・コンピューティングやシステム統合、仮想化等の案件を支援する専門組織「ITNWソリューションセンター」を新設。同センターは約30名の体制で、ブレードサーバをはじめとするプラットフォーム製品の技術支援や、提案支援などを行う。
《冨岡晶》
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