この実験では過酷な状況における、Nexus Sが搭載している各種センサー(GPSやジャイロスコープ、加速度計、磁気探知機)に関するデータの収集を目的とし、7つの荷物が気球と共に打ち上げられ、それぞれにNexus Sが搭載された。最終的には、最大で地上約10万フィート(32km)の高度に達したようだ。ただし宇宙の定義は、地表から100kmを超える地点となるため、正確には宇宙空間へは達しなかったものの、弧を描く地球の表面を写した、美しい映像や写真を公開している。
同社は、今回の実験の過程について次のように述べている。
「Androidプラットフォームは、しっかりした開発環境を持っており、Nexus Sは優れた内蔵センサーを搭載している。この2つにより今回のプロジェクトに必要なアプリケーションな作成が容易になった。似たようなプロジェクトが他にもいくつかあるので、どんなレベルの改善でもできるよう、オープンな環境をつくった。さらにUCSCの学生Greg Kleinに手伝ってもらい、クーラーボックスに入れる荷物を準備した。それをナイロンの紐で縛り、レーダー反射器や、パラシュート、そして気象観測気球を取り付けた。それぞれの荷物には、高所でも動作するGPSに取り付けられたAPRS送信機や、バッテリーが搭載された。残りのうちいくつかの荷物には、写真撮影用のデジタルカメラや、ビデオカメラをいくつかのアングル(上、下、水平)に取り付けた」。
今回打ち上げられた気球に関する情報は、以下の通り。
最大速度:時速139マイル
最大高度:107,375 ft (32km)
最大上昇速度:秒速5.44メートル
平均飛行時間:2時間40分
平均下降時間:34分