ハンバーガーショップが本屋に?サイネージから蒲焼きの匂い?……博報堂DYmp、2020年の未来予測を発表
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メディア環境研究所では、生活者のメディアに関わる消費行動に焦点をあて、これから10年のメディア環境の
変化をふまえ、生活者にとって2020年のメディア環境を「DYNAMIC MEDIA」と命名。「DYNAMIC MEDIA」におけるメディア生活を象徴するキーワードを7つに取りまとめた。
キーワードは自分にとって一番おもしろいコンテンツを指差し共有する「指差す」、自分に届くニュースに多重化した情報が付加される「厚みを味わう」、自分の家が高機能化しデバイス同士が連携する「かしこくなる」、外でも自分に向かってコンテンツがふりそそぐ「ふりそそぐ」、検索で探さなくても自分が欲しい情報に出会える「探さない」、未知のジャンルから新しいサービスがやってくる「壁が消える」、国内外のコンテンツに自由にアクセスできる「海をわたる」の7つとなっている。
これらのキーワードに象徴される「DYNAMIC MEDIA」におけるメディア環境では、マスメディアが発信したコンテンツをソーシャルメディアが受け止め、生活者がそこから引き出すといったメディア間の連携が進んだ、きわめて動的なものになるという。メディア間とデバイス間の連携が進み、ジャンルや国境を越えたコンテンツ流通の動きが広がり、さらに、広告そのものも動的なものになると予測されている。
「MEDIA LIFE 2020」は12月9日、六本木アカデミーヒルズで開催された、第7回メディア環境研究所フォーラムでも紹介されており、その発表資料ではさらに詳細に概念が説明されている。たとえば、具体的な2020年のメディア像として、「報道機関のすべてのニュースに、自動的に位置情報がつく」「通販で欲しいバックの手触りを、USB触覚手袋でチェック」「駅ナカのサイネージから、鰻の蒲焼きのいい匂いがする」「この小説を読んでいる人が、この車両に7人います、といった通知がされる」「ハンバーガーショップが本屋になる」「電子新聞ペーパーで体温や血圧などをセンシング、新聞で体調管理サービス」といった事例が予想されている。
《冨岡晶》
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