【CES 2011】パナソニック、クラウドサービス事業に本格参入…「VIERA」ブランド端末とサービス投入
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「VIERA Connect」は、映画やテレビ番組の視聴に加え、テレビのリモコンによる操作で、「スポーツ」「ヘルス&フィットネス」「本格ゲーム」などのコンテンツを大画面テレビで楽しめるオンラインサービス。従来提供していた「VIERA CAST」を大きく進化させたもので、対応するアプリケーション数を大幅に増強するとともに、テレビでは世界初となる、「ヘルス&フィットネス機器」「ゲームコントローラー」などのハードウェアとの連携機能や、これらの関連機器のオンライン・ショッピング機能をサポートした。具体的には、テレビ映像を楽しみながら運動したり、消費カロリーや歩数などの運動量データをテレビ画面で確認できる他、ゲーム専用機なしで、ゲームパッドを使ってゲームをプレイすることなどが可能となる。オンラインマーケット「VIERA Connect Market」により、アプリケーションや、対応機器を購入することも可能。
「VIERA Connect」 の開始にあわせ、対応する薄型テレビ15機種(42~65型)を、まず米市場に向け今春より導入。サービス開始後も、クラウド型サービスの特長をフル活用し、アプリケーションの種類を拡充するとともに、GUIの操作性や画面デザインなども随時進化させていくという。また「VIERA Connect」のプラットフォームはオープン化され、他のCE機器や半導体メーカーも活用可能とのこと。
一方、「ビエラ・タブレット」は、OSにAndroidを採用した液晶タブレット端末。ビエラと連携して、サービスを簡単・快適に操作できる「直感操作」と、テレビ画面の映像に関連した映像や情報を表示する「子画面」としての機能を併せ持ち、新しい視聴スタイルを実現したのが特徴。テレビと同様に、インターネットを使った「VIERA Connect」が楽しめるほか、「ビジュアルリモコン」として、チャンネル切替えなど、直感的なテレビ操作ができる。視聴面では、スポーツ映像が複数の角度で視聴できる、映像視聴中にSNS(ソーシャルネットワークサービス)と連動したコミュニケーションができるといった機能を提供する。パナソニックでは年内にこの端末を商品化し、4型から10型程度の異なるディスプレイサイズを持つ複数機種で展開、映像配信・電子書籍配信などのクラウドサービス事業に向けた取り組みを開始する予定だ。
なお、「VIERA Connect」および対応の薄型テレビ、「ビエラ・タブレット」の試作機は、1月6日~9日にラスベガスで開催される「2011 International CES(2011CES)」に出展される予定。
《冨岡晶》
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