厚労省、就職支援活動をリクナビとマイナビで周知
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これは非常に厳しい新卒者の就職環境の中、昨年12月政府が実態調査のために行った新卒者・既卒者との懇談の際、ハローワークで行っている支援活動が十分に周知されていないことを受け、菅総理大臣が就職情報サイトにバナーを出すことを検討するよう指示したことによるもの。「リクナビ2011」と「マイナビ2011」では広告枠を無償提供し、同省の就職支援についての広報活動にあてていくという。
同省では今後とも、新卒者・既卒者専門に就職支援を行う「新卒応援ハローワーク」や、職業相談・職業紹介を実施する「ジョブサポーター」などの各種支援をより広く周知し、求職者が早く就職できるよう努めていくという。
なお同省が推進する支援活動の概要は以下のとおり。
◆新卒応援ハローワーク
各都道府県労働局に「新卒応援ハローワーク」(学生および既卒者の就職を支援する専門のハローワーク)を設置し、大卒就職ジョブサポーターによる全国ネットワークの就職支援を行う。
対象:学生および卒業後3年以内の既卒者等
業務内容:
・大学等との連携による支援(大学担当者制の導入)
・中小企業とのマッチングの強化
・就職までの一貫した担当者制支援の充実
・他地域での就職を希望する利用者への支援
・臨床心理士による心理的サポート
・求人開拓の強化
・3年以内既卒者(新卒扱い)採用拡大奨励金および3年以内既卒者トライアル雇用奨励金の活用による既卒者の就職促進
◆高卒・大卒就職ジョブサポーターの活用による新規学卒者への就職支援
【高校】
高卒就職ジョブサポーターが高校などに出向き、個別の職業相談・職業紹介から職場定着までの一貫した就職支援を実施する。
【大学、短大、専門学校等】
大卒就職ジョブサポーターが、大学訪問等による未内定者の早期把握、キャリアセンター担当者に対する支援、学生に対する個別支援、就職面接会の開催支援などを実施する。
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《リセマム》
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