日立情報システムズ、コンテナ型データセンターを活用したシステム運用サービス開始
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これに先立ち、コンテナ型データセンター(コンテナDC)の第1号機を日立情報の湘南センターの屋外に設置し、自社システムの遠隔運用・監視を昨年12月27日より開始したとのこと(設置面積:15平方メートル)。日立情報ではこの第1号機をモデルに、コンテナDCの構築からシステムの移設、遠隔運用・監視までを、注文に応じて短期間で提供するソリューションサービスを提供するもの。
コンテナDCは、日立情報が独自に開発した20ft(約6m)のコンテナ型ボックスにIT機器や電源・空調設備を搭載し、中堅・中小規模の企業の利用に適したコンパクトサイズにチューニングを施したものとなっている。システムは日立情報の統括コントロールセンターからリモートで運用・監視し、IT機器と電源・空調設備の連携自動化により無人運用を実現した。PUE(Power Usage Effectiveness)は1.3以下。
コンテナDCは屋外に設置できる簡便さなどから、すでに米国では大手IT企業を中心に建設が加速している。こうした米国の動きを受け、国土交通省ではコンテナDCを建築基準法上の建築物の規制対象から除外することが検討されている。また、総務省でもコンテナDCの消防設備を緩和する検討に入るなど、諸法令の規制緩和の動きが活発化している。日立情報では、各種業務アプリケーションのクラウド型サービス提供など、クラウド事業の強化・拡大に注力しており、今回の新サービスはその延長線上とのこと。
《冨岡晶》
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