「Pocket WiFi S」の発売記念イベントを実施した。同イベントはヨドバシカメラ マルチメディアAkiba店とビックカメラ有楽町店の両店で行われた。
イベント後の囲み取材で、「Pocket WiFi S」の販売目標について尋ねられた、同社代表取締役会長 千本倖生氏は、「Pocket WiFiは60万台いっていますから。それを超える所を狙いたい。出来れば100万台までがんばりたい」と答えた。また同社代表取締役社長 エリック・ガン氏は、「Pocket WiFi S」の想定ユーザーとして、前モデルと同じく女性や若い男性を見込んでいるものの、ビジネスマンも取り込むなど、より幅広い層にリーチする考えを示した。
同端末発売の経緯について、ガン氏は、「Pocket WiFi SはAndroid OS 2.2でないと使いづらい。2.2は去年の夏に出たが、OSのリリースに合わせた形だ」とコメント。
さらに同端末を今後普及させる上で重要なポイントとして、ガン氏は「今までのメイン商品はデータカードのみだったが、これからはスマートフォンやタブレットPCなど新しい商品も今年はがんばっていきたい」と述べ、新たな製品の発表に含みを持たせた。
「Pocket WiFi S」は、モバイルWi-Fiルータ「Pocket WiFi」シリーズの第2弾。モバイルWi-Fiルータながら、Android OSを搭載し、通話やメール、ウェブブラウジングの機能などを備えた点が特徴。Wi-Fiルータ機能のON/OFFも、ホーム画面のウィジェットをタッチするだけで、行うことができる。