チームでTwitterアカウントを運用する企業が増加……企業のソーシャル活用、NTTレゾナントとループスが調査
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2010年7月に行った調査の第2回目となるもので、有効回答者数は480名。調査期間は11月11日~15日。この調査では、まずFacebook・mixi・YouTube・ブログ・Ustreamの活用有無を質問したところ、前回調査と比較すると、すべてのサービスにおいて活用者割合が上昇していた。とりわけ「YouTube」が高く、この4か月で19.6ポイント活用割合が増加し、57.7%となった。その他の増加率はそれぞれFacebook(9.7ポイント)、mixi(8.8ポイント)、ブログ(7.3ポイント)、Ustream(8.2ポイント)となり、いずれも活用の度合いが進んだ。
ちなみにソーシャルメディア関連の予算は、従業員100人以上の企業の8割が確保。特に1000人以上の大企業では、「予算なし」は11.5%にとどまり、300万円以上の予算を確保している企業の割合が前回調査31%に対して、今回は50%以上と増加。とりわけ、予算額「300万円以上~500万円未満」の増加が目立ち、前回調査から12.4ポイント増加し、20.7%となっている。
活用目的を各ソーシャルメディア別(Twitter・Facebook・mixi・Youtube・ブログ・Ustream)に聞いたところ、全体では「企業全体のブランディング」と「広報活動」という回答がそれぞれ3割前後を占めた。「キャンペーン利用」ではTwitterやブログ、Ustreamが多く、「個々の従業員のブランディング」ではFacebookやmixiが多いなど特徴をあらわした違いも見られた。
とくにTwitter企業アカウント運用チームの所属人数は、「1人」という回答が前回調査から7.7ポイント減少の30.7%となる一方、「2~3人(31.9%)」「4~5人(19.9%)」が増加しており、複数人でチーム編成を行う傾向にあった。各ソーシャルメディア別に活用の課題を聞いたところ、Twitter・mixi・YouTube・ブログの4項目において、「効果の測定が難しい」が最多となった。Facebookでは、「営業上の効果が見えない(30.6%)」、Ustreamでは「担当者数が不足している(24.4%)」がそれぞれ最多の回答であった。Twitter運用に関する課題を、前回調査と比較すると、もっとも変化が見られたものが「効果の測定が難しい」で、40.0%から31.5%に減少したが、「担当者数が不足している」が22.5%から29.0%に増加しており、運用が活性化しているきざしがみられる。
《冨岡晶》
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