8,000キロ先の砂漠へ送る雪だるま……パナソニックの断熱材を使った実験プロジェクト | RBB TODAY

8,000キロ先の砂漠へ送る雪だるま……パナソニックの断熱材を使った実験プロジェクト

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新潟を出発したスノーマンは約8,000キロ離れたバーレーンの砂漠へ到着
新潟を出発したスノーマンは約8,000キロ離れたバーレーンの砂漠へ到着 全 5 枚
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 生まれて一度も雪を見たことがない砂漠暮らしの少年に、雪を溶かさず送り届ける。パナソニックは同社独自の真空断熱材「U-Vacua」で雪を詰めた箱を覆い、日本から約8,000キロ離れたバーレーンの砂漠まで雪を送り届けるという実験プロジェクトを実施した。

 同プロジェクトでは、「雪を見たことのない人」をSNS上で募集。弟のために応募したバーレーンの少女が選ばれた。断熱材に覆われた箱に収められた雪だるま「スノーマン」は、14日の午前1時(日本時間)に新潟を出発。中東に位置する島国バーレーン王国へと向かった。そして約40時間後の午前10時23分(現地時間)、依頼主の少女アムナ・アルハダードちゃんと弟のサレー君、地元の小学校の生徒約60名が待つ砂漠に、スノーマンが到着。これらの一部始終は約10分間の動画に収められており、YouTubeで視聴することができる。

 真空断熱材「U-Vacua」は、繊維系芯材(ガラス繊維)を、外被材(プラスチック・金属箔ラミネートフィルム)でパッキングし、内部圧力を真空度1~10Paへ減圧することにより、気体の熱伝導を低減させた断熱デバイス。グラスウールの約38倍、硬質ウレタンフォームの約20倍の断熱性能を備えている。

《RBB TODAY》

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