「子供の頃にもっと勉強しておきたかった教科」1位は英語で6割以上……アイシェア調べ
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小学校(5・6年生)では、2011年度より週1コマの英語学習が必修となる。これを機会に、回答者全員に現在の自分の英語力について尋ねたところ、「とても自信がある」人はわずか2.3%だった。「少し自信がある」人も18.4%と2割を切っており、実に8割(79.3%)が「まったく自信がない」と回答した。その反面、現代社会において英語力は必要であると80.6%が回答しているという矛盾した状態が明らかとなった。子供の頃にもっとしっかり勉強しておきたかったものが「ある」とした人(53.3%)に、勉強しておきたかった教科を複数回答で聞いてみても、「英語」が65.5%で1位、以降「算数(37.1%)」、「社会(26.0%)」、「国語(25.7%)」に大きく差をつけた。
続いて、未来に目を向け、現代の子どもたちが社会人となったときの英語力の必要性について全員に予想してもらったところ、実に90.1%が必要になるだろうと回答。ただし現実的な問題として、小学校での英語学習必修化について聞いたところ、認知率は全体の44.6%。さらにこの必修化によって今後の日本人の英語力が向上すると答えた人は50.9%と全体の約半数に留まった。このうち、76.8%が英語力を身に付けるためには小学校以外での英語学習も必要とした。
現在、小学生以下の子どもをもつ家庭で、小学校以外で子どもが英語学習に取り組んでいるとした回答者は28.2%。具体的には「英語学習塾・英会話教室に通わせる(49.1%)」との回答がもっとも多く、次いで「DVD(映像)を使って学習させる(33.7%)」という結果になった。さらに、子ども自身がそれらの学習に積極的に取り組んでいるという回答も76.1%にのぼった。一方、周りに英語を教えるのが上手な人がいると答えたのは回答者全体の29.7%。また、小学校で英語を教える先生の数が十分だと回答したのはわずか14.3%に留まった。
このような状況からか、小学生の子を持つ親と連携して、英語力強化を図る新たなビジネスモデルが生まれており、たとえば「東進ハイスクール」を展開するナガセでは “東進こども英語塾”を開設、キャラクターを使った映像教材で、講師経験がない人でも子供とふれあいながら教えるカリキュラムを提供している。
《冨岡晶》
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