ソフトバンク、中国大手オンラインテレビに200億円出資……孫氏「ビジネスチャンスに鳥肌」 | RBB TODAY

ソフトバンク、中国大手オンラインテレビに200億円出資……孫氏「ビジネスチャンスに鳥肌」

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 ソフトバンクは3日、中国最大のオンラインテレビサービス「PPTV」を運営するシナキャストコーポレーション(Synacast Corporation)へ、約200億円の出資を行い、全株式の35%を取得したと発表した。

 「PPTV」は2004年12月にサービス提供を開始。中国全土のテレビ局やコンテンツ提供事業者と提携し、ニュース、ドラマ、映画、スポーツ、アニメなどのテレビ番組を無料でライブ・オンデマンド配信しているほか、映画や教育番組などの有料コンテンツも配信している。現在中国全土で月間アクティブユーザー数が1億500万人で、1日の平均視聴時間は2時間30分となる。1日の視聴時間だが、これはYouKu(33分)やバイドゥ(12分)などと比べると、非常に長い視聴時間だといえる。またSNSとの連携などソーシャル機能も備えている。

 今回の出資についてソフトバンク 代表取締役社長 孫正義氏は、3日に開催した同社の決算発表会にて、「我々は筆頭株主ではあるが、(持ち株比率)51%は目指さない。主役は中国の若い起業家であり、我々は戦略的支援に徹する」とした。また「中国のGDPは8年後には日本の倍になると思う。これを日本の衰退ととらえるか、新しいチャンスととらえるかだと思う」と述べ、これからも中国市場を重視していく姿勢を明らかにした。

 また孫氏は、「中国では、若い人の間(25~44歳)でのオンラインテレビの視聴率が、通常のテレビを超えている」と述べた。また中国のテレビ広告市場規模が日本(1.7兆円)の約3倍の4.8兆円である点に触れ、「これによるビジネスチャンスを考えると鳥肌が立つ」とコメントした。

《RBB TODAY》

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