ファイル共有ソフトの「現在利用者」5.8%、Winny利用いまだ根強く……CODA調べ
エンタープライズ
セキュリティ
注目記事
-
【デスクツアー】真似したい自宅デスク環境一挙公開!
-
23都道府県警、ファイル共有ソフト「Share」使用者を一斉取締り……18人を全国で逮捕
-
警視庁公安部の情報漏えい事件、実際にファイルを入手したのは5千人近くも!?……P2Pノード数調査

CODAは、「中学生・高校生」と、中学生・高校生を除く「15歳以上」とに対象を分けて、オンラインアンケートを2010年11月に実施。その結果、ファイル共有ソフトの「現在利用者」は、両者ともに「5.8%」であることが判明した。関連団体が実施した同種調査では昨年度(2009年)は9.1%、一昨年度(2008年)は10.3%となっており、利用率が低下している現状があきらかになった。利用率低下の要因については、コンピュータウィルスの感染や情報流出への心配などが、大きな要因となっている模様。なかでも「中学生・高校生」では、“著作権侵害”を理由に利用を止めた傾向が顕著になっているという。ただし、「ダウンロード違法化」については、「15歳以上」の「やめた理由」や、「15歳以上」「中学生・高校生」の「利用しない理由」としてあげている人は少数であることから、利用率への影響は一定割合にとどまっていることも推測された。
一方、やめた理由や利用しない理由として、「動画投稿サイトなどの利用」をあげる層も一定割合存在していた。動画投稿サイトなどの利用状況については、「15歳以上」と「中学生・高校生」ともに、9割を超える人が「YouTube」を認知しており、「中学生・高校生」では、98.6%が実際に「YouTube」を見たことがあると回答。本来ストリーミング視聴が中心である動画投稿サイトからファイルをダウンロードした経験があるのは、「15歳以上」で39.5%、「中学生・高校生」では46.2%に上ることも判明した。
また、ACCSが2010年12月に実施したファイル共有ソフトのクローリング調査によると、Winnyに接続しているノードが1日あたり約6万台(2009年10月調査では14万台)、Shareが約13万台(2009年10月調査では21万台)という結果となり、Winny、Shareともに大きく減少したことが判明している。
《冨岡晶》
特集
この記事の写真
/
関連リンク
関連ニュース
-
23都道府県警、ファイル共有ソフト「Share」使用者を一斉取締り……18人を全国で逮捕
ブロードバンド -
警視庁公安部の情報漏えい事件、実際にファイルを入手したのは5千人近くも!?……P2Pノード数調査
エンタープライズ -
JASRACやBSAなど権利者7団体、全国の大学にファイル共有ソフトに関する要請文を送付
エンタープライズ -
「Winny」に、4件の脆弱性が存在 ~ JPCERT/CCが使用停止を緊急呼びかけ
エンタープライズ -
ソニーが無料の写真/動画ファイル共有サービスを開始
IT・デジタル -
日立、P2Pソフト利用をリアルタイム検知できる技術を開発 ~ WinnyからPDまで7種に対応
エンタープライズ -
「WinnyやShareを使わないで!」 ~ ACCSがリーフレットの配布を開始
エンタープライズ -
会社にPCを持ち込みファイル交換三昧、男性を逮捕 ~ 「Share」「PD」など4ソフトをフル活用
エンタープライズ -
日本HP、SOHO向けファイル共有製品「HP StorageWorks X510 Data Vault」を発表
エンタープライズ -
日本ユニシス、IaaSサービスに「ICTファイル共有サービス」「ストレージクラウドサービス」をラインアップ
エンタープライズ