花粉症者の今年の対策法……花粉飛散量が一部地域は昨年比10倍
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回答者のうち、軽度から重度の花粉症を持つのは1,046名。そのうち今シーズン通院以外の花粉症セルフケアを「はじめる意向がある」(「はじめている」+「これからはじめる予定」)と答えた401名にその内容を聞くと(複数回答)、「マスクをする」(66.8%)が最も多くなり、次いで「うがいをする」(55.1%)、「手洗いをする」(51.9%)などと、風邪対策のような項目があげられた。
花粉症対策に関して、自分なりのこだわりがあると答えた回答者の自由回答をみると、濡れマスクの上に紙マスク」、「鼻つまりがひどい時にはユーカリエッセンスをスチーム吸引する」などのほか、「鼻の穴の中にワセリン等を塗って外出する」のようなユニークな回答も見られた。
今シーズン以前に花粉症の市販薬を飲んだことが「ある」回答者は、全体の39.4%で、そのうち69.2%が市販薬を飲んで眠くなったことが「ある」と回答。また531名が花粉症が原因で病院に行っことが「ある」と答え、そのうち52.0%がその薬で眠くなったことが「ある」と回答した。一方で病院に行ったことが「ない」回答者が49.2%と、半数近く存在しており、同社は「抗ヒスタミン薬によって自覚症状の有無に関わらず集中力や判断力、作業能率が低下してしまう“インペアード・パフォーマンス”の心配」が原因のひとつではないかとしている。
鹿児島大学 耳鼻咽喉科・頭頸部外科学の黒野祐一教授は、「自分の症状を甘く認識している人が多い」と語る。黒野氏によれば、アレルギー性鼻炎の専門家が作成している診療ガイドラインでは、1日に5回までのくしゃみは花粉症の軽症とされるが、6回を超えると中等症以上と定義されるという。治療薬も、その症状や重症度に応じて決めるとしている。
《RBB TODAY》
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