バレンタインに注意!ネット詐欺のあの手この手
ブロードバンド
セキュリティ
注目記事

●軍事作戦と呼ばれる詐欺も
まず、注意したい例として挙げられたのは出会い系サイト詐欺。「メールオーダーブライド詐欺」と呼ばれるものは、男性が料金を払って外国人の花嫁を見つけるインターナショナルデーティングサイトを悪用した恋愛詐欺。詐欺師は偽のプロフィールを設定し、利用者との文通を開始。「花嫁」は会いに行くための航空券やビザの代金、また家族の緊急事態をでっち上げ、被害者に金銭的な援助を求めるというものだ。また「軍事作戦」と呼ばれるものもあり、詐欺師は兵士を装って女性と親しくなる。数週間、数ヵ月間ほど関係を築いた後、自分が会いに行けるよう兵役休暇を申請してほしい、正式な軍関係の書類のように見える書類に記入してほしいと、相手に求める。この時にかかる手数料は、後で返金すると約束。なかには、医薬品代を要求するケースもある。
また恋人を探している人たちを危険なWebサイトに誘導する詐欺もある。最近の例では、Match.comをターゲットにしたKoobfaceワームが挙げられるとしている。他のユーザーから送信されたように見えるメッセージを送信することで、写真やビデオなどをサイト上で見るよう招待。ユーザーがログインしようとすると、ユーザー名とパスワードを記録し、トロイの木馬をインストールするものだ。
●バレンタインは標的になりやすい
電子グリーティングカードを利用したもある。詐欺師は、危険なメッセージや電子グリーティングカードを送るのに、祝日や記念日などが最適な時期であることを知っており、バレンタインデーも狙われやすい。「最高のバレンタインデーギフト」などといった件名のスパムメッセージには、個人情報の入力を求める危険なWebサイトへのリンクなどが組み込まれていることが多く、電子カードのように見せかけて、実際にリンクをクリックするとPCにマルウェアがダウンロードされるというケースも存在する。
マカフィーでは、恋愛詐欺は既に数多く確認されているが、バレンタインデーには通常以上の恋愛詐欺が見られるだろうと予測。被害に合わないために、出会い系サイトに会員登録する際は有名なサイトを選び、登録した後はしばらくの間、名前を明かさないこと。プロフィールは慎重に作成し、いかなる状況下でも、氏名、住所、電話番号などの個人情報を絶対に投稿しない。初めて相手に会う際は公共の場所で会い、自宅の住所は決して教えないなど忠告している。
《RBB TODAY》
特集
この記事の写真
/
関連ニュース
-
マカフィー、2010年のウィルス検知ランキング
ブロードバンド -
マカフィー、年末年始を控えて注意喚起……「2011年、12のオンライン詐欺」を発表
エンタープライズ -
ウイルス対策ソフト各社と経産省など、「情報セキュリティ啓発活動」でポスター配布
エンタープライズ -
「I love youワーム」から「ハクティビズム」まで……マカフィー、「サイバー犯罪の10年間」を振り返る
エンタープライズ -
Android、WebOS、iOSで脆弱性が発見……モバイルブラウザ経由で侵入
エンタープライズ -
中国で、オンラインバンクを標的にした大規模フィッシング攻撃が発生中……マカフィーが注意喚起
エンタープライズ -
マカフィー、リアルに怖い「ウイルス被害・疑似体験サイト」開設
エンタープライズ -
「アップル製品」「モバイルデバイス」「ソーシャルメディア」が2011年の攻撃対象……マカフィーが予測
エンタープライズ -
無料ソフトのインストールでお金を振り込ませる事例が発生……マカフィーが注意喚起
エンタープライズ