ドコモ、出先でも会社でも同じデスクトップが利用可能な「モバイルセキュアデスクトップ」提供開始

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2011.2.15（火）11:15

　NTTドコモは14日、外出先でもパソコンやタブレット端末を利用して業務が行える、モバイルワーカー向けクラウド型サービス「モバイルセキュアデスクトップ」を発表した。17日より提供を開始する。

　「モバイルセキュアデスクトップ」はドコモのデータセンターに構築されたデスクトップ環境を、手元のクライアント端末から利用できるクラウド型仮想デスクトップサービス。ログイン時にアカウントとパスワードを入力するだけで自動的にVPN（Virtual Private Network）への接続を行うとともに、クライアント端末にデータを保存しないため、情報漏洩リスクを抑えたのが特徴。クライアント端末からデータセンターへの接続を遠隔でロックすることもできる。

　一般的なPC向けOSである「Windows」をはじめ、Officeやメールソフトなどビジネスで必要な機能を搭載。Windows標準アプリである「メモ帳」「電卓」「圧縮（Zip形式）」のほか、インターネットブラウザ（Internet Explorer 8.0）、文書閲覧／編集（SkyPDF Server for XenApp、SkyPDF Viewer）、Microsoft Office Standard 2010（Word、Excel、PowerPoint、Outlook、OneNote、Publisher）に対応する。またWebアプリケーションで、ファイルを会社とデスクトップサービス間で安全に移行したり、ファイルやアドレス帳を一元管理できるストレージサービスも提供される。携帯電話やスマートフォンからストレージサービスに登録されたアドレス帳を利用して、電話発信することも可能。

　利用料金は、初期費用が1アカウントあたり6,300円、月額費用が1年継続のビジネスプランバリューで7,875円など。なおモバイルセキュアデスクトップの提供開始に合わせ、5月31日までに利用開始されたアカウントを対象に、導入にかかる事務手数料をキャンペーン価格（無料）にて提供する。なおアカウントの追加やオプションの変更は専用のWebサイトからオンラインで申込み可能。

《冨岡晶》