警察庁、H22年検挙状況・コミュニティサイトでの被害児童低年齢化が顕著に
ブロードバンド
その他
注目記事

公表された資料によると、2010年中に18歳未満の子どもがコミュニティサイト(SNS、プロフィールサイト等、ウェブサイト内で多人数とコミュニケーションがとれるウェブサイトのうち、出会い系サイトを除いたもの)を利用して犯罪被害などに遭った事件総数は1,541件(前年比+194件)で、被害にあった子どもは全国で1,239人(前年比+103人)と9.1%増加している。
被害の多い罪種は、青少年保護育成条例違反(淫行など)が772人(前年比+45人)、児童買春が214人(−20人)、児童ポルノが180人(+79人)など。
年齢別の被害児童数をみると、「14歳以下の被害児童」が出会い系サイトでは50人(19.7%)であるのに対して、コミュニティサイトでは362人(29.2%)と低年齢化している。
警察庁によると、今後の対策として、悪質な出会い系サイト事業者に対する行政処分および取締りの継続のほか、コミュニティサイト緊急対策として「フィルタリングの100%の普及」「ミニメール内容確認等サイト内監視体制の強化促進」等を行っていく。また、EMA(モバイルコンテンツ審査・運用監視機構)に児童の犯罪被害情報を提供し、サイトの認定・監視の強化を促すとしている。
《前田 有香》
特集
この記事の写真
/
関連リンク
関連ニュース
-
EMA、児童の性的犯罪被害について警察庁から情報提供
エンタープライズ -
マカフィー、リアルに怖い「ウイルス被害・疑似体験サイト」開設
エンタープライズ -
インターネット脅威、正規サイトの改ざんが頻発した1年……トレンドマイクロ、年間レポート公表
エンタープライズ -
NTTデータ・セキュリティ、緊急受付無料の「セキュリティ・インシデント救急サービス」提供開始
エンタープライズ -
【テクニカルレポート】国内100社以上で感染被害を確認。“mstmp”“lib.dll” のファイル名で拡散する不正プログラム……トレンドマイクロ・セキュリティブログ
ブロードバンド -
国内100社以上が感染、解析後も不明点残る新たな脅威“mstmp”出現
エンタープライズ -
NECやKDDIなど各社、鹿児島県・奄美地方での豪雨被害への支援を発表
エンタープライズ -
ネットセキュリティ、ネット情報の削除要請支援サービスを開始
エンタープライズ -
Flash視聴だけで被害の可能性……JPCERT/CC、Flashの最新脆弱性について注意喚起
エンタープライズ -
Gumblar改ざんが疑われる法人サイトは国内200超!その具体的リストを公開…G Data調べ
エンタープライズ