日立、「大学向けクラウド型仮想デスクトップソリューション」提供開始
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「大学向けクラウド型仮想デスクトップソリューション」は、大学内に設置したサーバに用意された仮想PCに、学生や教員などの利用者がネットワークを介してアクセスし、その仮想PC上のOSやアプリケーションソフトウェアを利用できる学内クラウドコンピューティング環境を構築するためのソリューション。学生や教員は、PC教室や研究室などの大学内に設置されたPCだけでなく、自宅のPCやタブレット端末からでも、、大学内と同じPC環境を利用できるようになる。
「大学向けクラウド型仮想デスクトップソリューション」の開発にあたり日立では、米国で大学向けに開発されたアプリケーション提供システム「Virtual Computing Lab.」(VCL)を活用。具体的には、講義で使用する環境を設定した仮想PCを、必要台数分、一括で予約できる「ブロック予約機能」を教職員向けに提供する。学生に対しては、自宅のPCなどからWebブラウザ上で事前に学内クラウド環境の利用予約をすることにより、手元にあるPCから仮想PCをネットワークを介して利用できる「遠隔予約機能」を提供する。
さらに、これらの「VCL」の基本機能に加えて、日本の大学に求められる日立独自機能を用意した。まず、遠隔予約機能には、携帯電話からもアクセス可能な予約機能を新たに追加し、PCを起動せずに仮想PCの利用予約を可能とした。また、システム管理者向けに、学生や教員などユーザー情報の一括登録や削除、Active Directoryとの連携などをサポートするユーザー管理機能を加えた。さらに「VCL」が標準で提供する英語での画面表示を、日本語・中国語に切り替えられるマルチリンガル機能を追加した。今後3年間で50ユーザーへの販売を目指す。
《冨岡晶》
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