富士通コンポーネント、小形電力センサー内蔵の「スマートコンセント」発売
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「スマートコンセント FX-5204PS」は、コンセントに接続した機器ごとの電力消費を計測できる電源タップ。1W単位の精度で消費電力を「見える化」できるため、待機電力まで計測できるという。FX-5204PSは、1つに4個のコンセントを接続できる電源タップとなっており、コンセントごとにオン・オフできるスイッチも搭載されている。検出した値はUSBインターフェイス経由で出力でき、添付簡易測定ソフトウェアを使用してパソコンで表示することが可能。さらに別売の「ゲートウェイ FX-5250GW」を接続することで、検出データをネットワーク経由でも閲覧できる。これより、たとえば、スケジューラと連携して利用者の業務と消費電力を関連付けて表示するといった使い方も可能。
FX-5204PSでは電力検出のため、富士通研究所が2010年3月に発表した非接触型電流センサーに新開発の電圧測定回路を組み合わせた電力センサーを搭載。新搭載の電力センサーは、電流と電圧に位相差があっても有効電力を正しく検出できるものとなっている。なお富士通の一部オフィスでスマートコンセントの利用を試行したところ、従来に比べ約15%の消費電力を削減することに成功したという。本試行の詳細は、3月14日より東京都市大学 世田谷キャンパス(東京都世田谷区)にて開催される電子情報通信学会主催の総合大会にて発表される。価格はオープン価格(スマートコンセントFX-5204PS /ゲートウェイFX-5250GW)。今後1年間で、スマートコンセント10,000台、ゲートウェイ2500台の販売を目指す。
《冨岡晶》
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