2010年の映像ソフト売上、Blu-rayが健闘するも金額ではマイナスに
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同統計は、JVA加盟の正会員社による出荷段階の売上をまとめたもの。今回からビデオカセットは調査対象外とし、DVD/Blu-ray/UMD(Universal Media Disc)のみを調査。前年比においてもビデオカセットの実績を除いて算出している。
これによると、ビデオソフトの総売上金額は2,665億4,800万円で前年比97.3%となった。過去の推移を見てみると、2004年の3,753億9,300万円をピークに減少傾向となり、08年実績では前年(07年)比が88.9%と大きく落ち込んだ。その後も09年実績が同95.8%、10年実績が同97.3%と、04年以降は6年連続で減少しているものの、徐々に回復の兆しを見せている。
メディア別に見ると、金額ベースでの金額/前年比は、DVDが2,192億9,000万円/88%、Blu-rayが471億9,100万円/195.7%、UMDが6,700万円/15.4%。市場全体での構成比はDVDが82.3%、Blu-rayが17.7%、UMDが0.1%未満となった。
市場全体はマイナス成長ながらも緩やかなV字回復の傾向を見せ、Blu-rayディスクがそのけん引役となっているようだ。
また、ビデオソフトのジャンル別売上実績については、販売用(レンタル用/業務用除く)の市場構成比で見てみると、1位は「日本のアニメーション(一般向け)」で29.9%(前年比108.7%)、2位は「音楽(邦画)」で20%(同104.9%)、3位は「洋画」で15.4%(同115.1%)、4位は「邦画」で7.2%(同92.9%)、5位は「日本のテレビドラマ」で6.7%(同103%)、6位は「芸能・趣味・教養」で5.7%(同114.5%)となった。
《加藤》
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