【地震】復旧進むも、傷あと深く……液状化が発生したディズニーリゾート周辺&新浦安駅周辺
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液状化現象とは、文字どおり、地震などの際に地盤が液体状になる現象だ。振動などにより、地下水位の高い砂地盤が固体から液体のような振る舞いに代わる現象を指す。一見「地面から水がしみ出して来た」ように見えるが、実際はより深刻で、“地盤が液体になる”=“重い物が沈み、軽い物が浮く”という挙動が起こり、たとえば、マンホール(内部が空洞)が地面より浮いてきたり、建物が浮沈したりする。その結果、建物が倒壊する場合もあるし、土砂による粉塵、泥濘に巻き込まれるといった被害も起きる。今回の地震では、千葉県浦安市、東京都お台場などの埋立地の一部、茨城県潮来市などで液状化が発生した。
26日に千葉県浦安市(舞浜、美浜、今川、富岡、明海等)を取材したが、街の至る所に、土嚢と瓦礫が積み上げられていた。とくにJR新浦安駅周辺では、歩道と建築物との間で、大きな亀裂が発生しているところも多い。なかには、液状化した土砂に埋まってしまい、立ち入り不能になっているコンビニ店などもあったほどだ。とにかく歩道に、亀裂や傾きが発生している個所が多く、日常の移動でも、注意が必要な状況となっている。ましてや車いすなどであれば、より移動は困難だろう。
そして東京ディズニーリゾート周辺も、同じく液状化の被害を受けていた。園の至近は、かなり綺麗に戻っていたが、JR舞浜駅の駅前、あるいは隣接する浦安市運動公園は被害が大きく、とくに運動公園は危険のため立ち入り禁止となっている状態だ。また歩道の被害が大きく、なかには大きく傾いてしまい、ふつうに歩けなくなっている道路もあった。
現在同地区では、各所で復旧のための工事が行われている。東京ディズニーリゾートは、主に計画停電による影響を理由として休園中だが、開園再開までに再整備が進むものと思われる。たとえば、舞浜駅前のイクスピアリは、28日より営業再開の予定となっている。
《冨岡晶》
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