スマートフォン搭載OS、2015年には「Android」シェア40%に……シードP調査予測
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本調査は17年連続の継続調査となるもので、世界の携帯電話(第3世代携帯電話等/LTE)の市場および主要事業者・メーカーの動向、スマートフォン販売の増加、LTE展開の加速などの動向、および日本を含むアジア・太平洋地域、西欧、東欧、北米、中南米、中近東・アフリカ等の地域別の動向、2016年までの市場予測を行っている(スマートフォンは2015年までの予測)。
携帯電話の世界市場は、2010年末には約52億8,000万加入となり、前年対比約13%増加し世界全体の人口普及率は80%に達した。また3つの大きな変化として、スマートフォン販売の増加、中国・インドなど新興国市場の増加、LTE展開の加速化やWi-Fiやフェムトセル等の積極活用が上げられるという。2016年末では、欧州に続いて、新興国(ロシア、南アフリカ、中東諸国、アルゼンチン、ベネズエラ、チリなど)においても、人口普及率100%を超えて、2台目/複数台所有が伸長する見込み。また2016年段階においては、これらの新興国・発展途上国でも現在の先進国並みの普及となる。全世界での人口普及率が100%となると予測。その結果、73億1,600万加入となると予測された。特に、3Gと4G/LTE方式・端末の伸張が著しく、加入数に占める割合は2010年の11%から2016年には53%になると予想された。
また2015年には全携帯電話単年販売台数18億3千万台のうちの約46%、8億5千万台がスマートフォンになると予測する。スマートフォン搭載OS別には、2009年では、Symbianが5割超を占めているが、iOS/iPhone、BlackBerry、Androidが伸長しているため、2010年では減少している。Symbianは、「Nokiaの戦略」に負うところが大きく、市場ニーズがAndroid優勢となる状態が強く予想されるため、Symbian比率は減少する。BlackBerryは、法人市場に強く、コンシューマ市場にも浸透している。今後も市場ニーズに対応して1割台の構成比を維持。iOS/iPhoneは、グローバル市場での人気が高く、15%台の構成比を維持。そしてAndroidは、参入メーカー・端末種類も多く、市場ニーズに対応しながら最大シェアを維持するため、2011年は30%台、2012年以降は40%の構成比を維持すると予測された。
《冨岡晶》
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