インテル、タブレットデバイス用の新型Atomを発表……5月から順次市場投入へ
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同CPUは、これまでのAtomのパフォーマンスを維持しながら、動画再生機能の向上、快適なweb閲覧、長時間バッテリ駆動を実現。1080p動画のデコードやHDMIへの対応により、リッチコンテンツへのスムーズな対応をうたう。また、Adobe Flashコンテンツにも標準対応している。
OSは、Android、MeeGo、Windowsなどマルチプラットフォームに対応。これらの柔軟性により、タブレット機器のみならず、タブレット/ネットブックのハイブリッド機器などでの利用も可能とした。さらに、グラフィックス機能、メモリコントローラーを1プロセッサー上に搭載することで、従来より小型化・薄型化したデバイスを提供できるとしている。
プロセッサーのサイズは従来より60%縮小。ファンレス機器に対応した省電力設計を採用し、バッテリ駆動時間を最大で約1日まで持続させることが可能だという。また、ディーパースリープ機能、SpeedStepテクノロジーなどとの併用により、非アクティブ時の消費電力のさらなる低減を図った。統合化されたHDデコードエンジンにより、小電力での1080p動画の再生も行なえる。チップセットには、SM35 Expressを採用し、USB2.0、ハイ・ディフィニション・オーディオに対応する。なお、これらを搭載したタブレットは、富士通、レノボ、Samusung、ASUSTeK Computer、Vilivなどが予定されている。
■次世代ネットブック向けAtomも発表
あわせて、ネットブックおよびエントリーデスクトップ向けの次世代Atomとして、32nmプロセスの「Cedar Trail」(開発コード名)の一部を公開。新プラットフォームの採用により、ファンレス静音化や、TDP向上による長時間駆動などを可能にした。Blu-ray 2.0、1080p、HDMI出力、DisplayPortのオプションなどを設け、グラフィックス機能を強化。現在、すでに主要メーカーに向けてサンプル出荷を開始し、搭載製品は2011年後半に登場する予定。
《小口》
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