富士通NETS×KCCS×日本無線×CTB、地域WiMAX網とサービス型CSNによる認証連携の実証実験に成功
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地域WiMAXは、デジタル・ディバイド(地域の情報格差)の解消や公共サービスへの活用など、地域の特性に合わせた広帯域の通信環境を提供できる新しい無線通信システム。総務省は2.5GHz帯の10MHzを地域WiMAX事業用として割り当て、複数の事業者へ免許を交付しており、多くの地域で地域WiMAX事業が開始されている。しかし地域WiMAXはサービスエリアが事業者ごとに独立しているため、地域連携による利便性の向上が求められている。そこで、地域WiMAX網から分離・独立する形でサービス型CSN(Connectivity Service Network)を構築し、地域WiMAX網と接続することで、コストを抑えながら地域連携を行う方式が期待されている。サービス型CSNを複数の地域WiMAX事業者が利用することにより、事業者間のローミング*2による地域連携やエリア展開の加速が可能となる。
今回の実証実験では、CTBが大分県別府市・日出町で展開している地域WiMAX網と、KCCSが構築したサービス型CSNをWiMAX Forumに準拠した形で接続し、地域WiMAXエリア内にある端末が正常に通信できることを確認したという。これにより、地域WiMAX網と外部にあるサービス型CSNが連携してサービス提供を行うことが可能であることを実証したものとなっている。
《冨岡晶》
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