米シスコ、テキサス州に環境重視のデータセンターを新設
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新データセンターは、テキサス州リチャードソンのデータセンターと共に利用される。これによりWeb会議用ツール「WebEx」などのアプリケーションを、両方のデータセンターで同時に稼働させ互いにバックアップをとることで、より高い可用性を確保した。
また環境に配慮した仕様として、データセンター内のスイッチやアダプター、ケーブルの数を減らし電力消費を抑えた。約100万ドル分のケーブルを節約したという。内部の機材を減らしたことから、空気の循環が改善され、より効果的な機材の冷却が可能となった。さらに外部の気温が低い場合には、機材の冷却用に外気を取り込む仕様となっている。同社では、稼働時間の65%を外気による冷却でまかなえるとみている。これらの取組によるコスト削減効果は、年間60万ドルにのぼるという。また屋根にはソーラーパネルを設置し、データセンター内の施設に必要な電力100kWをまかなう。同データセンターのPUE(Power usage Effectiveness)は1.35。
同社が引用した調査会社Pike Researchの調査結果によれば、グローバルのクラウド市場におけるデータセンターの電力消費量は、2020年までに38%減少する見込みだという。
《RBB TODAY》
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