KDDI、2011年度のスマートフォン販売台数400万台を目標
エンタープライズ
企業
注目記事

同社代表取締役社長 田中孝司氏は、「スマートフォンは(リテラシーが)真ん中から上のユーザーが使うという意味で、400万台というのはかなり大きな数字だと認識している。スマートフォン販売台数の増加とともに、データARPUも増やして収益につなげていきたい」とコメント。
2010年11月~2011年2月の間に、携帯電話からスマートフォン(IS03、IS04、IS06)へ機種変更したユーザーのデータARPUは、変更前の約3,900円から変更後には約5,500円に増加したという。また2011年度のデータARPUを2,540円と、前年度から220円(9.5%)増の大幅な増加を見込んでいる。一方で音声ARPUは下落しており、データARPUが音声ARPUを逆転する見通しとなっている。
スマートフォンのユーザー層については、IS03、IS04、IS05、IS06の4機種の女性の割合が32%であるのに対し、IS05のみの女性ユーザーの割合は55%と、同機種が女性ユーザーの拡大に貢献しているという点が述べられた。2012年3月期は、WiMAX端末やグローバル端末、国内メーカー製端末のラインアップを拡充することで、さらなるユーザー層の拡大を図る。
同社の2011年3月期決算は、売上高が3兆4,345億円(前期比0.2%減)、営業利益は4,719億円(同6.3%増)だった。連結営業利益は10期連続の増益。固定通信事業に関しては、7期ぶりに営業黒字転換を達成した。
《RBB TODAY》
特集
この記事の写真
/