IPA、クラウドサービスを安全に利用するガイド文書を中小企業向けに公開
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サービスの多様化と普及が急速に進んでいるクラウドコンピューティングは、資源の効率利用、設備の所有や開発・運用負担からの解放、グリーンITといった観点から注目されている。また東日本大震災後の産業の復興における活用も期待されている。一方、中小企業にとっては、自社単独では企画や判断が難しい部分も多い。
IPAでは、中小企業等でクラウドサービスが安全に利用されることを目指し、クラウドサービスを利用する際に留意・確認すべき事項を整理し、クラウドサービスの安全利用のための手引きと、クラウド事業者が情報開示する際に参考となるガイドをまとめ、「クラウドサービス安全利用の手引き」「情報開示の参照ガイド」の2つを今回公開したとしている。
具体的には、まず「クラウドサービス安全利用の手引き」は、「クラウドコンピューティングに関する解説とメリット・デメリットの要点」「クラウドサービスの活用事例、利用イメージ」「クラウドサービスの活用による経営上の課題解決のヒント」「クラウドサービスを導入するにあたってチェックする点」の4項目から構成された文書となっている。一方「クラウド事業者による情報開示の参照ガイド」は、クラウド事業者による情報開示に関して、中小企業におけるクラウドサービスの安全利用の視点から、開示が望まれる情報項目を提示し、開示の方法についても案を示した内容になる。文書はPDFファイルとなっており、いずれも無償でダウンロード可能。
《冨岡晶》
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