富士通、PCサーバ「PRIMERGY」に消費電力を大幅削減したモデル追加……夏の電力不足対策などに配慮
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「PRIMERGY RX200 S6省電力モデル」は、独自技術により冷却ファンの制御を最適化し、低消費電力CPUと低消費電力メモリを採用することで、現行モデル(PRIMERGY RX200 S6)に比べ消費電力を最大33%削減したのが特徴となっている。冷却ファン制御では、富士通研究所が開発したサーバ省電力化技術により、冷却ファンの回転数を温度に応じて必要最低限となるように制御することで、大幅に省電力を実現した。CPUには低消費電力CPUである「インテルXeonプロセッサーL5630」を採用し、処理性能は同等のまま消費電力を削減した。また1.35Vの低電圧(Low Voltage)で動作するLV-Registered DIMMを採用し、1.5Vで動作するメモリと同等性能で、消費電力を削減した。
これらの施策により、約5年前のPCサーバと比較した場合、処理性能は約3.4倍に向上しながらも、消費電力は最大約47%削減し、同一電力量あたりの性能は約7.2倍を実現しているとのこと。またオフィスと同等の温度設定でも冷却ファンの動作回転数を最小レベルに維持しながら動作可能となっている。
富士通では、今回発表のモデルだけでなく、PCサーバ「PRIMERGY」において、処理性能の向上に加え、高効率電源ユニットの採用、管理プロセッサによる消費電力の制御など、電力の効率化によるエネルギーロスの低減など、さまざまな技術を積極的に開発し各モデルに採用していくとのこと。
PRIMERGY RX200 S6省電力モデル(ディスクレスタイプ、Xeon L5630(2.13GHz/12MB/4コア)/4GB LV-Registered DIMM)の価格は35万3,000円より。
《冨岡晶》
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