スターティアラボのActiBook、電子ブックへの書込みをTwitterで共有も
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ActiBookには電子ブックのオーサリング機能だけでなく、グループウェア的な文書管理や情報共有ツールとしての機能も備わっている。これらの機能では、出来上がった電子ブックコンテンツに手書きのマーカーやメッセージなどを加えたり、メモやテキストデータの貼り付け(画面上にメモを貼り付けるイメージ)などが可能で、さらにそのページの個別URLをメールやTwitterを通して共有できる。
この機能を使えば、たとえば印刷会社や出版社は、DTPデータやPDFをプリントアウトし、それに著者校正や色校正の指示を書き込み、スキャンしたものをメールなどで送信するというような作業を、オンラインで行うことが可能になる。PDFの校正機能や付箋機能などを駆使すれば同様なことは可能だが、ActiBookの共有機能は、マーカーも目立つもので、修正指示などのテキストデータも見やすく、操作インターフェイスも簡単だ。
またTwitterでの共有機能の活用方法としては、まずソーシャルリーディングが挙げられる。ユーザーが電子ブックにコメントを書き込み、それをツイートする。それによってそのコンテンツに対する議論や認知が広がる。
また企業は自社のカタログやチラシなどに、キャンペーン情報やセール情報などを書き込んだものをツイートしたり、とくにPRしたいポイントなどをツイートすることで、効果的なマーケティングやクチコミの活用を促進するというわけだ。プレスリリースやカタログ情報をそのままツイートするだけなら、ただの広告と同じだが、付加情報によって、ツイートの意味が高まり効果も期待できる。なにより、ツイートするネタが増えるのが喜ばれるそうだ。
スターティアラボ WEBソリューション事業部 営業部6課 マネージャー 谷昌昭氏によれば、「ActiBookを導入してから、この機能を使うためにTwitterを始めたというユーザーの方もいらっしゃいます。またActiBookは、コンビニの複合機に出力ができるネットプリントのサービスにも対応しているのですが、これも電子ブックコンテンツだけでなく、チケット、チラシ、カタログの新しい配布方法として注目されています。」とのことだ。
AcitBookはPC以外のモバイル端末でも利用可能だ。PDFファイルをベースにした電子ブックであるため、汎用的なブラウザが動作すればiOS、Android、WindowsなどOSやプラットフォームは選ばない。Android端末だけでもすでに11機種に対応しているそうだ。
また谷氏は「ActiBookはマルチデバイスに対応しているため、特定のベンダーに依存してしまうリスクを減らせます。また先の震災では印刷会社などは、紙やインクが不足して本や雑誌の印刷ができませんでした。この時ActiBookが電子ブックという形で紙以外の代替手段を提供できたことも評価されました。ActiBookのインストールから電子ブックを配信できるまでは、原理的には数時間で可能です。」と語った。
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