富士通と東京城南地域獣医療推進協会、ペット医療分野でクラウド活用の実証実験を開始
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
クラウドサービスを活用して、ペットの検査結果や診療記録、処置記録などの診療情報を一元管理し、同地区の会員病院などが共有・活用できる「どうぶつ医療クラウド」を、富士通が開発、TRVAに導入した。これにより、獣医師は時間と場所を選ばず診療情報を参照・分析でき、診療の効率化、地域内の獣医師との連携、飼主への速やかな情報公開、獣医師の医療技術向上などが見込めるとのこと。
「TRVA夜間救急動物医療センター・動物2次診療センター」(2011年2月開設)において得られるペットの検査結果や診療記録、処置記録などの診療情報を、富士通が提供するクラウドサービスを用いて、TRVAは、入力・管理・活用する。富士通は、「どうぶつ診療支援サービス」(診療情報を入力・管理・共有を可能とするSaaSの提供)、「セキュア情報共有基盤サービス」(診療情報を関係者間でセキュアに共有するためのPaaSの提供)、クラウドサービス「オンデマンド仮想システムサービス」(ICTインフラをネットワーク経由で利用できるIaaSの提供)をそれえぞれ提供する。
TRVAは、東京都城南地区(世田谷区をはじめとする都内7区)で開業する東京都獣医師会員の有志が中心となって設立した団体。これを母体に「TRVA夜間救急動物医療センター・動物2次診療センター」を世田谷区深沢に開設している。
《冨岡晶》
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