NTTドコモ新機種発表会……山田社長、震災の影響や開発体制にも言及
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夏モデルのスマートフォンの新機種では、iモード系サービスの拡充がなされたほか、端末の実質販売価格が、全9機種において3万円半ば以下となり、1万円台の機種も含まれるなど、iモード端末ユーザーを含めたより幅広いユーザー層の取り込みを意識したサービス構成、ラインアップとなった。
NTTドコモ 代表取締役社長 山田隆持氏は、夏モデルのスマートフォン9機種の全体的な特徴として、Android OS 2.3搭載機種(8機種)の投入や、6月上旬から開始する、下り最大14Mbpsの高速通信(6機種)、、おサイフケータイ(5機種)、テザリング機能(7機種)への対応をあげた。
さらにiモードサービスがスマートフォンへ拡充される点も特徴の1つ。「iチャネル」と「メロディコール」などのiモード系サービスを、6月よりスマートフォンへ対応させると発表。さらに「Gガイド番組表」「楽天オークション」「ドコモ地図ナビ」「BeeTV」「エブリスタ」などのアプリが、夏モデルのスマートフォンにプリインストールされる。
山田氏はiモードサービスの拡充について、「今年度スマートフォン販売台数600万台を目指すが、その実現に向けてかなり強力な武器になると思う。来年度に販売する半分以上をスマートフォンにしたいと思っているが、そのためにはこういったサービスの移行というのは重要になる」と語った。
さらにスマートフォンの開発体制を強化する意味合いで、4月1日より社内体制を変更。従来別々であったiモード端末とスマートフォンの開発やコンテンツ開拓業務を統合した。これによりOSが頻繁にバージョンアップされる中での、端末開発のスピードアップを図る。山田氏は「我々の使命は全世界で使われている最新OSをお届けするとともに、ワンセグやおサイフケータイなど日本独自の機能も搭載していくこと」と語る。
また東日本大震災の端末製造への影響について山田氏は、「大きな影響はない」とコメント。夏モデルの9機種のうち4機種ほどが当初の発売予定より2週間程遅れる程度だとした。一部の不足部品については、代替えで対応しているという。山田氏は「部品全体の問題は7月を過ぎたら回復すると、メーカーから報告を受けている」と述べた。
《RBB TODAY》
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