日立とSAP AG、グローバルビジネスにおける協業関係を強化
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日立のサーバならびにストレージなどのプラットフォームをSAPソリューションと組み合わせ、共同でシステム検証・構築を行い、米国や欧州をはじめとした世界各国へ提供を行う。日立とSAPは、1994年に日本国内でのパートナーシップ締結を行い、2008年12月には「SAPグローバルサービスパートナー」契約を締結している。今回、協業関係を強化したことでハードウェア提供からコンサルティング、システム構築に至るまでトータルなSAPソリューションをグローバルで提供することが可能となる見込み。
日立は、「日立SAPコンピテンスセンター」をSAP本社内に開設し、両社は、日立のサーバやストレージとSAP製品の稼働検証や日立独自技術との連携ソリューションの開発を行う。また、グローバルでの共同マーケティング、ならびにソリューション販売を行うために、日立の関連会社である米Hitachi Data Systems Corporationも共同でビジネス活動を推進する。
SAPは、今後の成長戦略として、インメモリ・コンピューティングやモバイル、そしてクラウドに重点を置いており、日立は、インメモリ・コンピューティング製品であるSAP HANA(High-Performance Analytic Appliance)に、日立の統合サービスプラットフォーム「BladeSymphony」などのプラットフォームを対応させていく予定とのこと。具体的には、「BladeSymphony」で提供している日立独自のサーバ仮想化機構Virtage(バタージュ)を活用した高性能仮想サーバとSAP HANAを組み合わせることで、より柔軟、かつ効率的なサーバ利用、システム運用の実現に向けて、「日立SAPコンピテンスセンター」やすでに米国・日本に設置しているCOIL(Co-Innovation Lab)でSAPと共同検証を進めていく予定。
《冨岡晶》
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