富士通、生産ラインの作業員の動きをシミュレートするソフト「GP4」販売開始
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「GP4」は、生産準備段階において仮想の生産ラインを設定し、作業員のムダのない動きや姿勢、生産ラインの流れに応じた最適な人員配置、および作業に要する時間をシミュレーションできるソフト。これにより、生産ラインでの組立作業を「人」の観点から効率化できる。またシミュレーションソフトの操作に不慣れな従業員でも簡単に操作できるため、作業員自身がシミュレーション結果を確認し、製造現場の改善につなげることができる。組立作業工程を検証する同社の3次元仮想検証シミュレータ「VPS(ブイピーエス:Virtual Product Simulator)」と連携させることにより、「製品」と「人」の両方の観点から最適な組立作業工程を検証することも可能。
「GP4」では、設計した仮想ラインの上で作業員の基本的な動き(歩行や手の動作など)を設定し、「MOST」(米H.B.メイナード社により開発された作業測定手法)を活用することにより、ムダのない作業員の動きや姿勢、最適な人員配置をシミュレート。また、作業に要する時間も自動的に算出可能。約400種類の生産ラインを構築するための仮想設備を活用し、短期間で仮想ラインを設計することができる。
製品は「Manufacturing」(ライン検討 / バランス検討 / 作業性検討 / ライン評価)、「RACK」(部品棚半自動作成)、「PROJECT」(重工系生産系計画の見える化支援)、「Manufacturing Executor」(再生専用ソフト)、「Manufacturing SDK」(カスタマイズを行うための開発ツール)の5種で、価格は80万円~500万円から。
《冨岡晶》
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