NTT Comなど3社、世界初の超高速100GbpsイーサネットIX共同実証実験に成功
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「100ギガビットイーサネット」は、現在普及している10ギガビットイーサネットの10倍のトラフィック帯域となる。「100ギガビットイーサネット」は2010年6月に標準化され、通信機器メーカーから100ギガビットインターフェイス製品が登場していたが、IXにおいては異なる製品間の相互接続性が重要であるため、実利用を想定した形でこれを検証する必要があった。
今回の実験では、100ギガビットイーサネットを実装した通信機器メーカー3社であるシスコシステムズ、ジュニパーネットワークス、ブロケード コミュニケーションズ システムズ、そしてSpirent Communications社の測定器を扱う東陽テクニカが協力参加し、各社のルータ、スイッチ、測定器を用いて実験が行われた。MF、IIJ、NTT Comの3社は、シスコ、ジュニパー、ブロケードの100ギガビット対応ルータ/スイッチを相互に接続し、IXにて100ギガビットインターフェイスを適用したときの、物理レベル・ネットワークレベルの相互接続性、光切替装置との相互接続性、経路制御の相互接続性、IXネットワークの冗長構成、100ギガのトラフィックを流したときの性能などを確認する実験を実施。その結果、IXにおける100ギガビットイーサネット技術は、相互接続性や性能面で十分に実用になると確認できたという。
今後は、本実験の成果を踏まえIXによる100ギガビットサービスの提供、通信事業者によるIX接続での100ギガビットイーサネット利用の推進が期待されるとのこと。MFはサービスを提供するにあたっての仕様や価格を検討し、2011年内の100ギガビットイーサネットサービスの提供を目指しす。
《冨岡晶》
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