日本IBMと東芝、ビジネスPC向け“エンドポイント・マネジメント”技術を共同検証
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両社は、東芝のビジネスPCと「IBM Tivoli Endpoint Manager(TEM)」を連携させることにより、「PCのハードウェアとTEMサーバとの連携による全社規模でのセキュリティー運用管理」「PCの消費電力を全社規模で計測し管理する技術」の2つのソリューションについて検証を行い、有効性を実証した。
PCハードウェアに実装した高度なセキュリティー管理機構モジュールとTEMサーバのエンドポイント管理機能を連携させることで、PCの起動制御を可能とした。これにより、たとえばネットワークに接続し認証されなければPCが起動できないようにするなど、盗難時や紛失時、貸与期限の切れた状況においてPCの不正使用や情報の漏洩を防ぐことができるという。また、ネットワーク接続されたすべてのPCについて、充電中やサスペンドなどの電力消費状況を計測し、全社規模でのAC電力消費状況の一括収集と表示を可能とした。企業の管理目標とユーザーの業務状況に応じて、ピークシフトなどの電源設定を個別ポリシーに沿って柔軟に管理できる遠隔統合監視と管理が実現できるとのこと。
日本IBMは、今回検証した技術のセキュリティー機能の拡張、各種機器への対応、先進的な資産管理システムと連携することにより、ソフトウェアの個別の自動導入や保守、PCのヘルスチェックなど広範な管理運用ソリューションへの展開を検討していく。また東芝は、今回検証したソリューションに関して、今後パイロットテストを行い、新機能を搭載した企業向けPCを国内、海外で販売していく計画だ。
《冨岡晶》
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