NEC、ブラジルでスマートシティ開発プロジェクトに参画
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建築・石油・エネルギー・不動産・環境エンジニアリング等を手がけるブラジル大手企業グループ「オーデブレヒト」の傘下で都市開発を進める「アリーナコンソーシャム」と共同で、「クラウドコンピューティング等を活用した電子政府」「インテリジェントエネルギーシステム」「さまざまな大規模イベントに耐えるICTインフラの構築」など、観光、物流の中核拠点として継続的に発展できるICTを駆使した次世代都市インフラの提案を行う。
同地域は、2014年開催予定のサッカーワールドカップのための新たな競技場の建設が予定されており、ペルナンブッコ州は、その周辺地域をイベント終了後も継続して発展できる次世代スマートシティとして都市開発することを計画中。
NECは、中国の物聯網(国家情報通信技術戦略プロジェクト)、オーストラリア政府ICTプロジェクト、米国最大の電力技術研究所であるEPRIの大規模蓄電システム実証実験、イタリア大手電力会社との次世代スマートグリッドシステムの共同開発等で培っている経験をもとに、本プロジェクトに取り組むとのこと。今後この取り組みをもとに、スマートシティソリューションのパッケージ化を進め、上期中には世界5極の地域統括会社やコンピテンスセンターを核として、新興国を中心に構想が進んでいるスマートシティに対し、地域ニーズに即した提案活動を展開するとしている。
《冨岡晶》
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