日本IBM、クラウド構築・管理を支援する専用アプライアンス「IBM Workload Deployer V3.0」出荷
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日本IBMでは2009年6月から、仮想化されたアプリケーション・サーバの構成やアプリケーションの配布などを管理するアプライアンス・サーバ製品「IBM WebSphere CloudBurst Appliance」を提供してきたが、「IBM Workload Deployer」は、特定用途向けの環境をより迅速に構築するための機能である「ワークロード・パターン」の展開と、負荷に応じて実行ミドルウェアを自動で拡張する機能を追加したものとなっている。
特定用途に必要なソフトウェアや構成情報を「ワークロード・パターン」としてパッケージ化し、導入後の監視や修正プログラムの適用、ログの管理を含む保守までを専用のGUI画面で一元管理可能とした。ワークロード・パターンを使用して、ソフトウェアの自動導入と構成を行うことにより、手作業で行うと数日から数週間かかっていた構築時間が、わずか数分から数十分に短縮可能とのこと。
「ワークロード・パターン」としては、Webアプリケーション実行基盤を構築するための「IBM Workload Deployer Pattern for Web Applications V1.0」と、データベース環境を構築するための「IBM Workload Deployer Pattern for DB2 Workgroup Server Edition V1.0」の2つを提供する。とくにIBM Workload Deployer Pattern for Web Applicationsで配布される環境において、システムに対する負荷の増減にともない、あらかじめ設定したポリシーに従ってWebアプリケーション・サーバの数を動的に増減可能となっている。
IBM Workload Deployer(アプライアンス製品)の価格は886万6000円。IBM Workload Deployer Pattern for Web Applicationsの価格は287万5000円(100PVU)、IBM Workload Deployer Pattern for DB2 Workgroup Server Editionの価格は148万2000円(100PVU)。
《冨岡晶》
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