富士通、オーストラリア国立大とスパコンソフトに関する共同研究を開始
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プロジェクトの名称は、「ペタスケールコンピュータシステム上における津波モデリングやプラズマ物理の偏微分方程式の安定的な数値解法」で、将来のスーパーコンピュータの、これまでにない計算能力を利用した新しい数学的手法とソフトを開発するものとなっている。富士通は、欧州富士通研究所を通して、本プロジェクトを支援する。
プロジェクトのチームリーダーである、欧州富士通研究所のロス・ノブス博士は、プロジェクトの重要性について「我々は、計算科学のきわめて重要な技術に関して、オーストラリア国立大学と共同して研究開発できることを大変光栄に思います。本プロジェクトは、昨年スタートし、富士通が推進するオープン・ペタスケール・ライブラリ(OPL)プロジェクトが発展したもので、将来のエクサスケール・コンピューティングに向けて重要性を増している、スケーラブルで、安定的で、耐故障性のあるコンピュータ・シミュレーションの重要な基盤になるものです」とのコメントを寄せている。また本プロジェクトの一環として、富士通のスーパーコンピュータを含む、多くの計算コアを持つCPUとそれらを高速に接続した最先端のスーパーコンピュータ向けに、成果を最適化することを予定しているとも言及している。
《冨岡晶》
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