日本HP、ノートPCの東京生産を開始……「MADE IN TOKYO」で納期を半分に短縮、高品質化
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
日本HPは、1999年7月から旧コンパック多摩事業所にてデスクトップPC製品の国内生産を開始。その後、生産製品の拡充、工場の移転、製造ラインの拡張などを経て、現在は昭島事業所で数多くのデスクトップPC、ワークステーション、サーバ製品を生産、出荷している。とくに東京の昭島事業所で製造しているPCの国内生産を「MADE IN TOKYO」と呼び、PCにそのロゴシールを貼付して出荷している。一方ノートPCは現在、海外の工場で製造を行っている。
本年8月より、法人向けノートPCの一部の機種の生産を昭島工場に移転し、ユーザの要望に合わせ仕様・構成を工場で作り込む注文仕様生産(CTO)方式で生産を開始する。拠点を国内に移すことで、これまで10営業日だった納期を標準5営業日とできるほか、遠距離(海外)輸送中の振動、衝撃、温湿度変化等に起因する初期不良の低減、製品品質の大幅な向上を目指す。
なお、国内生産を開始するのは法人向けノートPCの15.6インチ液晶搭載「HP ProBook 6560b Notebook PCシリーズ」および、今後発売予定の12.5インチ液晶搭載のハイエンドモバイルノートPCの2機種。今後、この2機種以外の他の法人向けモデルや個人向け製品においても、年内を目途に順次国内生産を拡大していく予定。
《冨岡晶》
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