【スマートグリッド展 2011】軽さ・使いやすさを向上した次世代EV用充電コネクタ…矢崎総業
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
「現在、CHAdeMO方式として流通する充電コネクタの規格は、1990年代にトヨタさんと作ったもの。つまり、かなり古いものです。それを最近になって、電気自動車を発売するので、“何かないか?”、“ヤザキのものがある!”と急いで投入したという経緯があります」とHV事業推進室事業企画部部長・川本正裕氏は説明する。
また、開発はエンジニアだけで行ったため、使い勝手や見栄えなどは深く追求されることはなかったという。そのためか、巷では「使いづらい」「重い」「壊れる」などの不満の声が流れている。
「私どもは急速充電の仕様としてCHAdeMOを使う地域を広くしたいという願いがあります。そのために構造を良くして、さらにコストを下げたい。また、操作性もよくしたい。自己満足じゃないものにしたいので、使ってみる人の声も聞きたい。ですから、今回の展示ブースは製品のPRの面もありますが、モニタリングをしたいというところも大きいのです。そして、来年には次世代モデルを投入したいと思います」と川本氏。
今回の展示で発表されたプロトタイプは3種類。挿入は押し込むだけ、リリースもボタンひとつの「操作性向上モデル」。ボタンを押してから手前の大きなレバーを回して挿入するため、軽い力で装着できる「低挿入力モデル」。操作方法は従来そのままに約14%の軽量化を行った「軽量化検討モデル」。
3つとも、それぞれに利点はあるが、逆に操作に力が必要であったり、操作が難解であったりと一長一短という状況であった。どんな操作方法になるのかは、現時点では不明だが、使いやすく丈夫で安いことは、利用者すべての願い。より良い製品の登場を期待したい。
【スマートグリッド展 11】軽さ・使いやすさを向上した次世代EV用充電コネクタ…矢崎総業
《鈴木ケンイチ@レスポンス》
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