富士通、製造業を支援する次世代ものづくり環境「エンジニアリングクラウド」発表
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製造業では、CADや解析ソフト、部品データベースなど、ものづくりを支援するソフトウェアの導入が進んでいるが、独自の開発環境を構築するにはコストや作業負荷がかかり、導入に踏み切れない企業が多いのも現状だ。「エンジニアリングクラウド」では、富士通研究所が開発し、富士通アドバンストテクノロジが実用化に成功した世界最高レベルの高速画像圧縮技術「RVEC(レベック)」を採用。クラウド基盤で3次元CADなどを快適に操作できる環境を実現した。
「エンジニアリングクラウド」は、顧客の製品開発環境に合わせて、製造業が求めるさまざまなソリューションを提供する「エンジニアリングクラウド/SaaS」、高速シンクライアント環境を提供する「エンジニアリングクラウド/PaaS」の2つのサービスで構成される。
「エンジニアリングクラウド/SaaS」では各種アプリケーションをSaaSとして提供。これに加え、富士通グループの「ものづくり」の現場で利用している製品開発ノウハウ・手法をクラウド基盤に統合し、「富士通ものづくりノウハウサービス」として提供する。さらに、遠隔地での設計レビューや在宅勤務などの新しい協業スタイルやワークスタイル、蓄積データの分析など、新しい価値のサービスを提供するとしている。
「エンジニアリングクラウド/PaaS」では、次世代ものづくりを支援する高速なシンクライアント環境を提供。これにより、顧客は自身の業務に最適化した独自のアプリケーションを富士通のクラウド基盤、もしくはオンプレミスで実行できる。
《冨岡晶》
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