「GALAXY S II」発売のサムスン、日本市場をどう見る?
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
――今年、国内でもスマートフォンの競争がかなり激しくなると予想されるが
呉氏:今はたまたまスマートフォンが注目されているが、企業が競争のなかで生き残るためのキーワードはひとつしかない。顧客のニーズに応えられるかどうかだ。弊社の製品は、一番いいものを早く使いたいという顧客のニーズに応えているので、選んでいただいていると思っている。ニーズは綺麗なディスプレイ、カメラの表現力、バッテリーの持ち時間など、そういう要素だと思うが、結果的にお客さんのニーズに応えているかどうかだ。メーカーとしてニーズに答える量には限りがあると思っている。あるい企業は10の機能を持っている、しかし他の企業は6しかできない、といった具合に規模はいろいろあるが、それがニーズに合う10なのかどうか?を見る必要がる。
――日本市場はどういう位置づけか?
呉氏:それは一番厳しい質問だ。日本にニーズがある以上、最善を尽くすというのが基本的なスタンスだ。日本のユーザーのニーズは非常にレベルが高いと思っている。やはり厳しさがある。こういうマーケットは他にはない。そのニーズに応えることができるかどうかということで、日々非常に鍛えられている。なので、実際にお客さんに選んでいただいた時の感動のレベルも違う。
――実際の市場の反応はどうか?
呉氏:「GALAXY S」の時に比べ2倍以上の販売量となっている。サムスンは1日に100万台を売っている企業なので、数字上はそんなに多くはないように思えるが、価値の面では非常に大きい。
――日本市場でスマートフォンを販売していく上で、おサイフ機能などの重要性は?
趙氏:搭載する技術は持っている。しかし、搭載することでいい面も悪い面もあるのではないか。毎回、キャリアからは様々な要望があるが、文字通りスマートなものをあまり触ると、後のアップデートが難しくなる。市場に投入する時期も遅れてしまう。標準化されているNFCは問題ないと思うが
――中国市場についてはどうか?
趙氏:昔はノキアのシェアが高かった。現在は落ちてはいるものの、依然トップだ。弊社も頑張っているところだ。
――開発者マーケットについての戦略は?
趙氏:badaというOSで進めている。がもう少し時間がかかるだろう。
《RBB TODAY》
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