ソニー、ノートPC向け高容量リチウムイオン二次電池を開発……今年中に出荷
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同社では、2005年に高容量材料である「スズ系アモルファス負極」の開発に成功し、径14×長さ43mmの円筒形リチウムイオン二次電池を「Nexelion」(14430W1)として商品化。同社製デジタルビデオカメラ「ハンディカム」向けバッテリパックに採用した。新モデルはノートPCに広く使われている径18×長さ65mmサイズの円筒形リチウムイオン二次電池となる。
径18×長さ65mmサイズの従来品「18650G6G」は、充電終止電圧4.2V/放電終止電圧3.0V/容量2.2Ahだが、新開発の「Nexelion 18650WH1」では充電終止電圧4.3V/放電終止電圧2.0Vに広げ、容量を3.5Ahまでに高めた。従来品では負極材料に黒鉛を使用しており、スズ系アモルファス材の採用が高容量化の要因として挙げられるが、ほかにも正極材料の表面処理技術や、高機能セパレータの採用も高容量化に大きく貢献しているという。
なお、スズ系アモルファス負極を採用したことで、黒鉛負極よりも大容量化を図れるほか、充電効率も向上できるとしている。
《加藤》
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