日本HP、データウェアハウスアプライアンスの新製品……検索速度の速さが強み
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「HP Converged Systems」は、仮想化、クラウド、アプリケーションの3つの分野での迅速なシステム配備を支援するため「HP VirtualSystem」、「HP CloudSystem」、「HP AppSystem」の3つのラインアップで構成。そのうち「HP AppSystem」に属する「HP Vertica Analytics System」を12日、「HP Business Data Warehouse Appliance」を14日に発売すると発表した。
「HP Vertica Analytics System」は、データウェアハウス用途のアプライアンス製品で、膨大な量のデータをリアルタイムに分析。企業内に蓄積されたデータを活用して、マーケティングなどの判断材料として提供する。検索速度の速さが強みだといい、同社の計測結果によると、ロウ型のデータベースエンジンを使用している一般的なRDBMSでは37分6秒かかる検索を、約800分の1の2.78秒で行うことができるという。また並列処理のアーキテクチャを採用しており、データ容量の増大による性能の劣化がほとんどないとしている。同製品には、サーバー、ストレージ、ネットワーク、ソフトウェアが組み込まれ、設置サービスおよび1年間の保守サービスが含まれている。容量は10TBまで/20TBまで/50TBまでの3つのモデルから選択可能。容量の追加が必要な場合にも柔軟に拡張できる。販売価格は、1億1606万4900円から。
「HP Business Data Warehouse Appliance」は、5TB規模までのデータウェアハウスを必要とするユーザー向けのアプライアンス製品。中規模企業や部門単位で事業分析・判断を行うためのデータを蓄積する用途に適している。Microsoft SQL Server 2008 R2と、同製品に最適化されたハードウェアプラットフォームをセットアップ済みの状態で提供される。販売価格は665万7000円から。
《RBB TODAY》
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