医療・ガン保険の意識調査、「自分の認識」と「実際の保障内容」に大きなギャップが存在
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まず、「現在加入している医療保険・ガン保険がどのようなときに保障されるか、理解しているか」を尋ねたところ、事前の調査では半数以上が「理解している」(58.3%)と回答していたが、会場調査で改めて実際に保険証券および約款を確認すると、「理解していた」人は25.0%に減少した。
次に、具体的に自分の認識と実際の保障内容のギャップが大きかった項目を調べたところ、「緩和ケア」(マイナス18.3ポイント)、「化学療法」(マイナス15.0ポイント)、「入院しなくても受けられるガン治療費」(マイナス13.3ポイント)、「退院後にかかる通院治療費」(マイナス6.7ポイント)などが高いポイントを示した。
このギャップを踏まえたうえで、自分の加入している医療保険・ガン保険の保障内容について聞いたところ、事前調査では「十分だと思う」と答えた人が63.3%だったにもかかわらず、保険証券および約款の確認後には「十分だと思う」と答えた人が48.3%に減少した。
ちなみに、医療保険・ガン保険についての評価について、「十分な保障だと思うか」という質問への回答を、加入年度別に見てみると、2004年以前に加入した人では「十分な保障でないと思う(あまり+全く)」と答えた人が「十分な保障だと思う(十分+まあ)」と答えた人を上回っていたが、2005年以降に加入した人では、「十分な保障だと思う(十分+まあ)」と答えた人のほうが多く、2005年が保険の“評価分岐点”となっていた。なお、現在加入している医療・ガン保険の見直し意向について聞くと、7割以上が「見直したい(見直したい+やや)」(73.3%)と回答した。
《冨岡晶》
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