敷地内を周るバスの中では、「今400マイクロシーベルト/時です」という会話が聞こえる。また原子炉建屋を前に放射能検知器の警告音が鳴り響く中「これ以上(先へ行くこと)はやめたほうがいい」と係員が話す場面もあった。
天野事務局長はインタビューの中で、今回の訪問の目的は福島第一原発に関する正確な情報の把握だとしている。視察により津波や水素爆発の破壊力を垣間見たとした一方で、ここで働くスタッフの熱意を感じたと述べた。また現在示されている福島原発復旧のロードマップは実現性のあるものだともコメントしている。